身長の伸びは親から遺伝する?
「身長が低いのは、親が低いから・・・」と身長遺伝説?はよく会話に中でも出てくると思います。
この身長が伸びるかそうでないかは、確かに両親の遺伝的な要素もあるでしょう。
遺伝により両親の持つ身体の特徴(アレルギー体質や骨格の型など)を引き継ぐことは、私たちも様々な方との付き合いのなかで、なんとなくわかっていると思います。
そして、身長の伸びについて言えば、親の遺伝によって影響を受けるのは、ホルモンに対する骨端線の感受性が違ってくるからだともいわれています。
この骨端線の感受性が高いほど身長が伸びやすくなるといわれています。
しかし、身長に関する遺伝の影響は2割程度で、残りの8割は他の要因に左右されるともいわれています。
周りを見てみると、両親の身長が160にも満たないのに、その子供の身長は180cm以上もある、なんて方も結構いますよね。
その逆の場合もあるでしょうが、とにかく身長がすくすくと伸びるというのは、身長が伸びる、伸ばすための条件を満たしているからともいえます。
そもそも身長が伸びるというのは、成長ホルモンが分泌されるということです。下垂体の異常によって成長ホルモンの分泌が少なくなりすぎると小人症になるし、多すぎると巨人症になります。ですから両親の身長の高さは本来は関係のないことなのです。
小さい人でも成長ホルモンを注入すれば驚くほどの身長の伸びが見られますし、遺伝の影響で骨端線の感受性が鈍くなっている方については、自力で成長ホルモンの分泌を増やすことをすればいいのです。
つまり成長期に成長ホルモンを分泌させる=身長を伸ばす、ということを理解してコツをつかめば、ググッと身長を伸ばすなんてことも夢ではありません。